004【オットメねえやんの後押し】 ◆龍馬と慎太郎のパソコン習得秘帖◆ [龍馬が来る]
1860年ごろの正月4日のこと、海宴隊の仕事始めから帰ってきた龍馬をオットメねんやん(龍馬の姉)が呼び止めて
オットメねえやん 「龍馬、おまん今年は何をするがぞね。」
龍馬 「そらぁ去年とおんなじ(同じ)ように海宴隊の仕事をすらあえ。」
オ「世の中がどんどん変わりゆうに、毎年毎年おんなじことばっかりしよったちいかんろがね。ちっとは進歩せないかんぞね。」
龍 「進歩せよいうたち、何をしたらええがぜよ。」
オ 「そらあ自分で考えや、言うたち考えんろうき、あて(私)が決めちゃう。パソコンを習いや。」
龍 「パソコン?。パソコン言うたら算盤の代わりをしたり、手紙を書いたりする機械のことかえ?。」
オ 「そうよね、そのパソコンよね。これからの世の中は何をするにしてもパソコンが使えんといかんようになるき、今から覚えよらないかんがよね。」
龍 「そう言うたちわしゃあ機械はようわからんぜよ。」
オ 「ほんで習いに行くがよね」
龍 「習いに行く言うたち誰に習うがぜよ。弥太郎がパソコンを教えゆうことは知っちゅうけんど、弥太郎は人に教えるいうたらじきに偉そうにするき、弥太郎には習いとうないぜよ」
オ 「弥太郎やないき心配しなや。武智さんに習うがよね。」
龍 「武智さんはパソコンができるがかえ」
オ 「そうよね、武智さんは江戸でパソコンを勉強して免許皆伝を貰うてきたがよね。」
龍 「そうかえ、武智さんやったらそらえい、習いにいくぜよ。」
こうして龍馬は武智にパソコンを習い始めるのである。
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超変無時代物語
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~龍馬と慎太郎のパソコン習得秘帖~
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